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ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟

先日、『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』を観に、劇場に足を運んだのだが、涙が止まらなかった。

冒頭で、Uキラーザウルスと戦う、ウルトラ4兄弟(マン、セブン、新マン、A)の声が、それぞれ、ハヤタ、ダン、郷、北斗の声を発していた瞬間から涙が滲み始め、それはエンディングが終わるまで(約90分?)、劇場を出る際にも溢れていた。

こんな感動の体験は、勿論、始めてだ。今でも、憧れのヒーローが、元気な姿を見せてくれた。その事だけでも十分なのだが、様々な名場面、メッセージに対してもだ。

「タロウ」第33、34話での人間体の客演の際には、変身後の4兄弟の声を最初から最後まで当てていた訳では無く、飛行の際には、全てタロウの掛け声だった。子供心に違和感を感じていたものだ。「帰ってきたウルトラマン」第38話では、ハヤタもダンも変身後には声を発していなかったし。

今回は、今まで意図的に?(今よりも、肖像権がゆるやかな時代だったはずだが・・・)見られなかった、防衛隊の隊員(チームメイト)の姿も回想シーンに使われていた。

また、当時の作品の音楽(メロディ)が、効果的に使われていた事も、感動の一因でもあった。

「これが、最後の変身」とのセリフには、役者の年齢的な事も含め、光エネルギーを使い果たし、再び、地球での人間体の姿を維持出来なくなり、M78星雲への帰還という事で、劇中で納得(整合性)させるためのものだと思っていた。

だが、今でも彼らは、地球人として、我々と同じこの地球に居てくれているんですね。勿論、20年前からですが。今も、ウルトラ4兄弟が地球に居てくれると思うと、熱いものが込み上げてきます。北斗は、超獣までもが出現した事に対して、今でも、闘志を押し殺し、メビウスを見守っているんでしょうね。

今にして思えば、第2時ウルトラブームの時代は、贅沢な時代だったと思います。たとえ人間体が登場しなくても、何度もウルトラ兄弟が「テレビ」に揃い踏みしていたのですから。

『メビウス』は、ウルトラ40年の歴史を、1年間かけて、ミライの成長と共に見せてくれそうです。「劇場版」では、兄さん達を苦しめた、因縁の強敵・星人たちを次々と撃破。兄さん超えを見せてくれました。ウルトラサインも良いですね。困難に立ち向かう姿、諦めずに何度も何度も強敵に勇気と希望を持って立ち向かう姿は、脳裏から離れる事はありません。

(初代)ウルトラマンの顔が、A~B~Cタイプと変遷したにも関わらず、Aタイプに戻っている事に違和感を覚える人、単なる初代ウルトラマンの記号として受け止めている方もいると思います。しかし、京本政樹さんの『ウルトラマン解体新書』には、見事な解釈がなされており、当時の造詣(技術)の進化を、劇中解釈されていた事に、購読の際に納得、感心させられたものでした。

メビウスは、今までのウルトラファミリーとは異なるカラータイマーだが・・・。まあ、ウルトラの母のそれと同様で、あまり気にしなくてもいいのかな?

余談かもしれませんが、『解体新書』オリジナルCDが付いており、マン、セブンの声を人間体の2人が当てているのだ。

「劇場版」の再登場宇宙人、「テレビ」の復活怪獣も含め、その姿を目の当たりにする度に、怪獣というのは、円谷プロにとっての財産なんだと感じずにはいられません。再登場なら、キャラクターの背景も簡単で済むし、大量消費の時代のように、毎週、新しいデザインの怪獣を登場させる必要もありませんよね。

エンディングには、「ウルトラ兄弟」以外のウルトラマンが登場(ライブフィルム)し、懐の深さを見せ付けられた思いでした。

入場者への先着プレゼントだが、大人も欲しいですよね。対象が中学生以下というのは、夢を持って劇場に足を運んでいるのに、一瞬とはいえ、一気に現実に引き戻されてしまう(「東映」のライダー&戦隊も同様だが)。以前、単独館(今回は、シネコンでの観賞)での平成ウルトラマンの公開時には、人柄の良い若旦那だったので、大人にも紙帽子や空気入りのビニール風船を配っておられました。シネコンは事務的でダメな部分もあるようですが、配給側の改善も望みたいですね。配られた物は、劇場限定ソフビと同様に、ネットオークションの対象が多いいようですから。

そういえば、私が行ったシネコンでは、当日入場しなくても劇場限定品を買える店構えなのも不満でした。単独館では入場しないと売店には行けなかったのにね。そういう点では、「東宝」では、パンフに劇場限定品を通信販売で扱っていたので、公開初日に行けなくても助けられました。 

PS

混雑を避けるために、平日に観に行ったのだが、座席数の1割位の入りだったようだ。劇場サイドとしては・・・だろうが、観る方としては、ある意味、見やすい状況だ。

そういえば、以前「ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち」を観に行った時には、私1人で、結果的に貸切状態だった事があった。

今回は、入りも良いみたいで、続編的な作品に期待したいですね。

早く、DVDで、何度も観たいですね。

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