大晦日
月並みなタイトルだが、「大晦日」は番組の「最終回」といったところか。
終わりよければ、すべて良し。今年は、例年に比べ、時間の流れが緩やかに感じられる。結局は、やる事が無いという事なんでしょうね。
「最終回」という事なので、私が好きな『特撮』の「最終回」をいくつかピックアップ。あえて、『ウルトラ』と「ライダー」は除く事にした。
『ミラーマン』 鏡京太郎の苦悩と、この時代に定番の「正体が知られたらサヨウナラ」にも関わらず、感動と落涙の「最終回」。企画のみで終わってしまった『ミラーマン兄弟』に想像力が及ぶ作品だ。
『愛の戦士 レインボーマン』 ヤマトタケシの苦悩を、怨念や人情丸出しで、あれだけ過酷に描きながらも、今までの戦いは「幻」だったのでは、というオチが待っていた。後年にソフト化された際に度肝を抜かれた作品だ。(リアルタイム時には、ヒーロー対怪人に注目度が高かったので、後に再見した時の発見、衝撃は他の作品も含めて多いのだ)。
『ロボツト刑事』 途中でパワーアップ(ブローアップ)して、体色が赤色化したせいでもなかろうが、「お酒」を口にしようとして、「自分がロボットだった事」を認識して終わるという、凄まじいオチだった。
『宇宙刑事ギャバン』 これは、「最終回」というより、直前の「父よ」がハイライトとも言うべき作品だ。あえて、「父と子」、ギャバンとボイサーの「親子愛」の演出が素晴らしく、何度見ても落涙必至だ。父子の再開シーンの撮影は、都合により別々に行われたらしいが、演出により、それを感じさせない仕上がりとなっている。
『バトルホーク』 本作は、地方在住の当方は視聴出来ず、近年になり「DVD化」された際に、初めて視聴したのだが、当時の作品にしては珍しく、敵組織が壊滅しないまま、「最終回」を迎えていたのだった。故 石川賢先生の「原作コミック」の(何度目かの)復刻版を希望。
という事で、これにて本年はおしまい。
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