ウルトラマンメビウス
第34話「故郷のない男」
「光の国、以来だな。」そう言いながら、姿を現したゲン。この時点では、マン、セブン、新マン、A、レオとメビウス、計6人のウルトラマンが地球に滞在しているのだ。凄い、贅沢!!『レオ』放映が終了してから、31年も経って、シリーズとはいえ、同名の役柄で出演するのは、皆無に違いない。「ウルトラ」ならではの、喜びだ。まあ、『コメットさん(大場久美子版)』には客演していたが。
ゲンはミライとリュウ、ジョージ、テッペイの前で変身。正体を知られたら地球に留まれなかったのは、関わりのある人間の依頼心によるものが大きく、一律の掟ではないようだ。
レオリング(指輪)のアップは新撮なれど、変身シーンはバンク。『劇場版』のマン、セブン、新マン、Aは新撮だったので、期待していたのだが、贅沢な意見かもしれない。DVD化されていて、いつでも「変身シーン」は見られるが、『メビウス』の中で、「レオ」のバンクの変身シーンが見られるのも、乙なものかもしれない。
さりげなく描写されてはいたが、ミサキはミライがメビウスである事は既知のようだ。サコミズ隊長とバンさんを尋ねたので、やはり、という感じだが。
ゲンの「タロウ兄さんは~」というセリフが意味する事は多岐に想像力が膨らむ。かつての「末っ子」、「甘えん坊」のタロウも「兄」の一人となり、レオとも面識があるという事だ。
PSP『ウルトラマン ファイティングエボリューション 0』は、『80』~『メビウス』の間の世界観という内容だった。たしか、レオは宇宙警備の任を離れ、L77星のアストラ以外の同胞、生き残りを探しているそうだ。自分が、直接、地球を守れないだけに、「故郷」に対する愛着はなお更だろう。さういえば、PSPでは、メビウスは大量のバキシムと戦っていたっけ。
かつては、現代では否定されかねない「しごき」や「特訓」でダンに鍛えられたゲン。時は流れても、「熱き魂」は永遠に受け継がれていかなければならないのだ。
「確信犯」的な「熱き」内容、展開にも関わらず、少しでも油断をすると、涙が溢れる『メビウス』の加速は更に続くようだ。
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