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『魔弾戦記リュウケンドー』とは何だったのか

予定通り、2006年に幕を閉じた『リュウケンドー』。

「リュウケンドー」 仮面ライダーナイトのダークバイザーツヴァイだっけ?に瓜二つの武器を持っている。変身の際の龍の召喚は、『五星戦隊ダイレンジャー』と『仮面ライダー龍騎』の映像に酷似。

「リュウガンオー」 武器である銃は、仮面ライダー龍騎のドラグバイザーツヴァイだっけ?に瓜二つ。

「リュウジンオー」 他の2人と同様に、シルエットやディティールが複雑すぎる。立ち位置も微妙。

「ジャークムーン」 仮面ライダーナイトに、シルエットが瓜二つ。

何度か、パワーアップした主人公と獣王も、ディティールが複雑で、色彩も含めて、何が、どこがどうなったのか把握しにくく、本当に必要なの?と思わせる展開ともとれなくはない。スポンサーの兼ね合いもあるのだろうが、近くの玩具店では、商品が売れる様子は見受けられず、パワーアップする度に店頭在庫が増え、他の商品同様に「70% OFF」にしても、売れないのが見えかけている。

これは、『仮面ライダークウガ』にも見受けられた事だが、微妙なデザインや色彩の変更(商品展開の金型等の流用を事前に考慮しての事だろうが)ではなく、『愛の戦士 レインボーマン』のように、「パッと見ただけで解り易いデザイン」での差別化の方が良いのではなかろうか。

ヒットのカギを握るのは「カード」の次は「鍵」だと言わんばかりのアイテムも、差別化が伝わらず、手にとってみたいとは思われなかった。(玩具店のデモでは、鍵穴が早い時期から傷んでおり、劣化に問題ありと見た。)

「あけぼの町」という閉鎖空間での展開と、ほのぼの路線?とでも呼ぶべき設定だったが、他の作品を凌駕する展開には至らなかったのは、特撮ファンとしても残念だ。

『仮面ライダー龍騎』にはまった人々が、制作サイドにおいて、「自分が好きな」、また「ヒットする要因」を羅列はしたものの、「自己満足」で終わった感は否めない。何度目かの「特撮ブーム」も、『超星神シリーズ』、『ライオン丸G』、『魔弾戦記リュウケンドー』が放映を終了し、本年も定番の、「ウルトラ」、「ライダー」、「戦隊」シリーズのみというのは(あくまで、現時点に於いてだが)寂しい限りだ。

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