バトルフィーバーJ
今日まで続く、「戦隊シリーズ」の礎となった、石森章太郎(当時)の原作を離れた第1作が、遂にDVD化された。
第1話から素晴らしい展開で、昨今の作品と比べると逆に新鮮味が感じられ、特撮ヒーロー物の源流を感じずにはいられない、二転三転の展開だ。初変身時のカット(顔出しで、ボディスーツを着用)などは、もう少し見たかったシーンでもある。
本作は、ヘッダー指揮官が途中で交代するのだが、わざわざ再放送用に撮り直しも行われており、本放送時のビデオテープを所有していれば、貴重である。DVD化の際に、映像特典として秘そかに期待していたのだが、「東映」では無理な願いなのか。
また、本作は商売根性が無いというか、キャラクタービジネスの意識が、今日に比べるときわめて薄いのも特徴であろう。腕の通信機などは、いかにも寄せ集めのパーツ感がプンプンしているが、「これなら、僕にも作れる」という暖かみ、ゆるさに親近感があるのも事実である。
コマンドバットも単なる筒で、各個人の武器(槍やヌンチャク等)に変形はするが、どちらも版権の取れそうも無い物ばかりだ。更に、いくら「ペンタフォース」と叫んで5つを合体させても、商品展開には至らないモノなのである。
笑えるのは、5人が体を使い、「B」、「F」の文字を表現するシーンだ。すっかり、記憶から消え失せていたので、大笑いしてしまった。
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