バトルフィーバーJ
DVD化に際し、改めて前話視聴の機会に恵まれた。LD化の際には躊躇していたからだ。本放送時には、「キー局」の関係で視聴不可であり、後に別系列で放送された際にも、見逃しも多かったのだ。
オープニングでの疑問がある。後に、ミス・アメリカは2代目が登場するのだが、オープニングの冒頭に登場する素顔の戦士は4人並びで、ダイアンは登場していないのだ。もしかして、再放送用の差し替えのオープニングであり、ヘッダー指揮官の時の処置と同時進行のものなのだろうか。
バトル・コサックも2代目が登場するのだが、初代の伊藤氏と他のメンバーとの折り合いが悪かった(どちらが良い悪いの問題ではなく)のが原因だそうだが、初期数話も、単独行動が多く、第9話には素顔での登場場面もないのだ。
一視聴者としては、「夢」の詰まった世界観での、俳優同士の確執には閉口であるが、人間社会である限り、やむ終えない事なのかもしれない。やはり、ベテラン俳優が、上官等の役柄で、全話に登場する事の存在感も大切な事なのだろう。
« 越中ブーム | トップページ | チャンピオンベルト »
「特撮」カテゴリの記事
- Deuil et douleur(2023.07.23)
- ゴジラ1984(2018.01.18)
- 帰ってきたアイゼンボーグ(2018.01.17)
- ウルトラ怪獣シリーズ 66 ガマクジラ(2015.09.05)
- 兄弟拳バイクロッサー 第1話(2015.01.10)
コメント
« 越中ブーム | トップページ | チャンピオンベルト »
コメント、ありがとうございます。いい機会ですので、第36話「爆破された結婚式」のDVDを、改めて観賞しました。
結婚式で、汀マリアがプレゼントしたオルゴールが、エゴスにより、爆弾入りとすり替えられたために、犯人にされてしまうという、シンプルな内容ですが、そこにベテラン刑事を絡ませる事により、人間の厭らしさが加味されているようです。
たしかに、正義の側であるはずの刑事が、正義のヒーロー(マリア個人ですが)を追い詰めようとする構図は、不可思議な事ですね。
ここに、本作のドラマ性の高さも凝縮(30分という短い時間も含めて)されていると思います。
幼心ゆえに、オルゴールを欲しがり、拝借した女の子も、結果的には救われるという構図もお見事ですね。
そのデザインゆえに、好き嫌いがハッキリしやすいバトルフィーバーですが、私も大好きです。スーパー戦隊の原点(リセット、リスタート)なので、洗練されていないのも魅力だと思います♪
コサック交代劇ですが、撮影所も「大人の人間社会」、「職場」である以上、様々なトラブルは避けられないのかもしれません。残念な事ですね。
『キカイダー』で一緒に仕事をしていた、大葉健二氏と、伴直弥(大介)氏が、ここで共演しているのも興味深いですね。
投稿: NWF | 2011年6月 6日 (月) 23時03分
こんばんは。また参りました。
伊藤武史さんの降板の裏には込み入った事情があったんですね。俳優さんも人間ですから好き好きはあるでしょうけど、できれば最後まで頑張って視聴者の皆さんに夢を与え続けて欲しかったです。
私が「バトルフィーバー」で印象的だったのは36話「爆破された結婚式」です(これも「チェンジマン」12話同様ヒロイン絡みの話ですが)。
この話には、汀マリアの身元をはっきりと分かっていながら、彼女を爆弾犯人として追い回す困った刑事が出てきます。視聴者にはかなり衝撃的ですが、正義のヒーローの味方の側に必ずしも好意的な人間ばかりがいる訳では無いという1つの厳しい「現実」を教えられます。
ベテランでありながら刑事を続けている理由といえば、昇進するよりも現場で働いている方か好きであるか、ただ単にうだつが上がらないか・・・。
この刑事は典型的な後者ですね。元後輩だった上司に命令されながらストレスを溜めつつ、力の優れた者全般に対して「自分を馬鹿にしている連中」であるかのような妄想を抱いていたのでしょう。戦場に立つ者が命を賭して戦う理由が分かっているなら、こんな気持ちにならないでしょうけど・・・。
でも汀マリアは優しいので、証拠のオルゴールを見つけた後、刑事の数々の狼藉を上層部に通報するより、同士と認めてオルゴールを差し出します。自分は爆弾犯人では無いという事より、他者に対して思い上がった英雄では無いという事を証明したようです。
まあ敵に隙を見せるなんて、彼女も不注意ですね。新郎新婦も疑っていたというよりは、その点を責めていた感じですし(何といっても、自分達の晴れの儀式が台無しですからね)。
30分の番組ですので描き足りない部分もあると思いますが、仲間達の温かい友情が全編に溢れ、彼女が戦士として大きな成長を遂げた良作だったと思います。
投稿: A-chan | 2011年6月 5日 (日) 00時47分