『ウルトラセブン 超完結編』 「あとがきを先に②」
作業を開始して解ったのは、『セブン』を自らの手で完結させるためには、どうしても「ウルトラ兄弟」との関わりを避ける事は出来ず、その分、世界観の拡がりは尋常ではないという事だった。これは、予想を遥かに上回り、逆に「ウルトラ」の奥行きの広さ、懐の深さを再認識させられる結果となった。また、『ウルトラセブン最終章6部作』「わたしは地球人」においても明快に「M78星雲の仲間達」と語られている以上、「ウルトラ兄弟」の登場は必然性のあるものであった。
ゴース星人の侵略から地球の平和を守り、M78星雲へと帰還してしまったセブン。しかし、その後に、弟達の危機を救いに度々地球に姿を現したのは「事実」だからである。
物語の冒頭は、セブンの身辺整理からスタートした。そして、昭和のファン特有の熱き「ウルトラ兄弟」との関わりへと展開していき、「実写版 ザメウルトラマン」、「実写版 ウルトラ兄弟物語」の様相を呈していった。
また、初代マンとメフィラス星人の決着など、画面では描かれていない部分にも、自分なりの解釈で一応の幕引きも行ってしまった。
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