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新 ウルトラマン

『ウルトラマンメビウス』は、これまで色々な意味において「曖昧」にされてきた事柄に対して答えを示す事により、『ウルトラQ』~『ウルトラマン80』までのシリーズを包括した作品でもあった。

『レオ』の途中で姿を消したセブンの生存の有無。80はウルトラ兄弟なのか。新マンの名前はジャックである。等、多くの事柄を挙げれば枚挙にいとまが無いのであるが、学年誌で記事になり、色々な憶測や説明はあったものの、劇場版やOVAではなく、テレビ(シリーズ)での「映像」が提示される事、機会が無かった。

『メビウス』においては、いくつかの事柄に対して、「答え」を用意(その最たるものは、エンペラ星人だろう)はしたものの、全ての回答を提示するには、1年間という期間では到底無理な話であったのだ。セブンで重要なノンマルトは、OVAを意識してか、『メビウス』では触れられる事が無かった。

ならば、これらの謎を埋めるひとつの「ウルトラ」をテレビシリーズで見たいものである。異次元空間を彷徨っているであろう正体不明のカプセル怪獣や、ペダン星人の姿、光太郎が光の国へ戻る際のエピソードや、メビウスの教官としてのタロウの振る舞い。円盤生物襲撃後のセブンの光の国への帰還、アストラの宇宙空間での活躍。等、題材には事欠かないからだ。着ぐるみだけでも製作可能な題材も多々あるのである。

だが、人間とは贅沢なもの、というか日本人の感覚として「曖昧さ」は重要であり、『メビウス』で得た回答に対して、何故か「夢」というか「幻想的」なものを打ち砕かれたような感覚を持ちえたのは私だけではないだろう。

何はともあれ『メビウス』は、近年の「ウルトラ」では最も満足(感動、感激、感謝、感涙)した作品であり、「新作」においては、世界観が同一ならば、メビウスの客演にも期待をしているのである。「平成シリーズ」の継続世界(『ティガ』と『ダイナ』は連なっているが)や、完全新作等、「ウルトラの世界」は、まだまだ広がりを見せてくれるに違いない。

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コメント

そういえばティガとウルトラマンはつながってるような。

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