ゴジラ対ヘドラ
今では考えられない事かもしれないが、「公害問題」の最中に製作されたのが『ゴジラ対ヘドラ』だった。当時は、汚くカッコ悪い怪獣だと思っていたが、『ゴジラ』が核の落とし子なら、ヘドラは公害(ヘドロ)のそれだったのだ。
当時は、「ゴジラが空を飛ぶ」が売りのひとつのようだったが、あまりパッとはしなかったように思う。背中を丸めて、口からの放射熱線を推進力として、後ろ向きに飛行したからだった。空を飛ぶと言えば、ウルトラマンのように前を向いて両手を伸ばしてのポーズがインプットされており、当然、比較してしまうからだ。
当時の社会問題を扱っていた「ゴジラシリーズ」だが、現代の「闇」は外見よりも「心の中」に潜んだものが多く、それを具現化する事が困難になってしまったのも、「ゴジラシリーズ」が終焉を迎えた要因なのかもしれない。
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ゴジラ対ヘドラ山内明 坂野義光 柴本俊夫 東宝 2004-04-28 流れ星でやって来た、公害怪獣ヘドラ! 街を森をふみつぶし、二大怪獣が大決戦! 初めて出会った最強の敵に、ゴジラは勝てるのか!? ...... [続きを読む]
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