『ウルトラセブン 超完結編 2002』 7
実は、メタル星出身の彼らには、ひとつの掟があったのだが、自分の御主人様を得て、この星を離れ、他の星に同行した際に、何らかのアクシデントが生じ、「AI」で制御不可能となる事態が起こらないとも限らない。
万が一にも御主人様に抵抗するようなケースが生じた際には、筐体と共に破壊する事を前提として、メタル星を離れるのである。カナン星人に操られた時に、何のためらいもなく、セブンに破壊されても当然のケースであった。しかし、セブンはそれを回避して、再び怪獣カプセルへと収納してくれたのであった。
それからのウインダムには感謝の念と共に、密かに、ひとつの自負心があった。自分のシルエットが、セブンに酷似している事に誇りを感じるようになったのである。
« 『ウルトラセブン 超完結編 2002』 6 | トップページ | 『ウルトラセブン 超完結編 2002』 8 »
「ウルトラセブン超完結編2002」カテゴリの記事
- 『ウルトラセブン 超完結編 2002』 公開を振り返って(2009.01.22)
- 『ウルトラセブン 超完結編 2002』 193(2009.01.21)
- 『ウルトラセブン 超完結編 2002』 191(2008.12.28)
- 『ウルトラセブン 超完結編 2002』 190(2008.12.27)
- 『ウルトラセブン 超完結編 2002』 189(2008.12.23)
コメント