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訃報 中江真司さん

中江真司さんが、お亡くなりになられたそうだ。肝細胞がんとの事で、72才だったそうだ。

『仮面ライダー』(昭和のシリーズ)のナレーションでお馴染みの、大ベテランの声優さんである。小学生の頃、オープニングのナレーション「仮面ライダー、本郷猛は改造人間である。彼を改造したショッカーは~。」に始まった、シリーズの屈指の名調子は、子供心に大きな足跡を残して下さった。

仮面ライダーごっこをしながら、時には寝る時に布団の上で「大の字」になって(もちろん、改造シーンを意識して)暗唱したのは、私だけではないはず。勿論、今でも口ずさめるのだが、非常に残念でならない。

心より、お悔やみを申し上げます。

『ウルトラセブン 超完結編  2002』 22

なんという。巡り合わせであろうか。80の脳裏には、そのような記憶があるのだった。だが、今回のセブンは妄想ではなく、成体エネルギーを発していた。透視能力により、眼前のセブンがニセモノと知りつつも、戦わなければならなかった。

80は、セブンが本物ではない証を見せるべく、立ち向かっていったのだ。夜の大都会に繰り広げられる肉弾戦。さらに、ビル街が破壊されていく。

一瞬の隙を突いて、ダブルスパークが炸裂する。動きを封じられたセブンは、その後にサクシウム光線を浴びてしまった。爆発音と共に、瓦礫の山と化した大都会に倒れてしまったが、ザラブ星人が姿を現す事はなかった。セブンの姿のままで息を引き取ってしまった。

スペクトルマン DVDボックス

今回、「カスタム・コンポジット・ボックス」として発売された『スペクトルマン』。前回は、スペクトルマンのヘッド付きでの発売だったが、今回は、とにかく安い。つまり、サイフに優しいのだ。ディスクのみでスリムケースなので、保管場所にも困らない。税込みの定価が29400円と、特典映像を差し引いても、全63話で1話あたりが467円と超安価なのだ。

現在、第3話まで視聴したのだが、放映当時のテロップの原版紛失や再放送用の改題時のものも含め、当時のものとは変更を余儀なくされているものもあるが、ソフト化され視聴できる事を喜びたいものだ。今、改めて見直してみると、初期設定、展開、前後の繋がり等、突っ込み所が満載(かなり楽しい)なのだが、これもオンエアーしたら終わりという制作当時の時代背景にも関わりがある事は否めない。

本放送時、筆者の地方では夕方6時からの時間帯だったと記憶している。ちょうど、『帰ってきたウルトラマン』が放映開始の前で、いわば新作による「怪獣ブーム」の過渡期のような時代であった。第1話から見ていたのだが、妙に暗い画面(夜の展開)が多く、公害による生活密着のリアル感とも相まって、怖いもの見たさのような心境でもあったようだ。

ゴリのボディ(ハンド)アクションも強烈で、やたらと自己主張の強いゴリの歌と共に、かなりの衝撃を受けたものだ。初代女性Gメンの茶髪のお姉さんは姉御みたいでショックだった。社会人になった時に再放送を視聴した際には、立花みね子(親 桜子さん)はカワイイなどとの余裕も出てきたのも懐かしい思い出だ。やはり、クルマニクラス(公募デザイン)あたりから人気が出てきたようで、再生怪獣の登場もあり、怪獣同士の激突も魅力的であった。今なお人気を誇る作品は、当時からツボを抑えていたのだ。しかし、『スペクトルマン』は単なるヒーロー者ではなく、特撮ヒーローと怪獣を絡めた「社会派ドラマ」である事が、大きなウエイトを締めているだ。

「ゴジラ」も同仕様のDVDボックスが発売されたが、ディスクのみのスリムケース&安価で発売して欲しいですね。

獣拳戦隊 ゲキレンジャー 修行その18

ゲキシャークの猛攻を食い止めるために駆け付けた、コウモリとゾウの師匠。ある種、最終回のような展開だが、一切の出し惜しみをしないという事か。

ドカリヤに身体を乗っ取られ、2人に苦言を呈されるサメの師匠だが、ジャンは彼を庇う。良き弟子を持つが故の師匠の至福だ。師匠は弟子を選べないが、弟子は師匠を選ぶ事が出来る。

まさか、美希まで身体を乗っ取られるとは以外な展開だった。私が、ボーっと視聴していたからかもしれないが・・・。そして、次はジャンを乗っ取ろうとする。しかし、ジャンの身体は、精神を遥かに凌駕する強さを持ち合わせていてた。それが、シャッキー・チェンの師匠=マスターとしての資質を証明する事にもつながったのだ。

ジャンの変身シーンは新撮が加わっていたが、センス良いですね。見せ場が増え、、ランとゲキの同シーンも楽しみだ。主題歌がバックに流れてのバトルには、やはり胸が高まるし、燃えるのだ。

「師匠とは完璧なものではない。弟子によって教えられ、共に育つ。それも、また師匠よ。」

マスター・シャーフーの言葉は、珠玉の名言だ。

理央が「身を焦がす相手」は、白い虎。ジャンが赤い虎のゲキビーストなので、違和感を感じてはいたのだが、やはり「虎の真打ち」が存在していたようだ。物語の終盤に於いては、ゲキホワイトが登場するのだろうか?

美少女戦麗舞 パンシャーヌ 第13話

とうとう、「最終回」を迎えてしまった。

リビングで額を付き合わせる、新庄家の3人。耐え切れず、理沙が家を飛び出す。やけ食いするパンシャーヌ・ミニと対峙するパンシャーヌ。子供と大人の立場からの主張を押し付け合いながら(大爆笑)、互いに緩い光線技を放つが、そこに超悪デビルが参上。パンシャーヌの心が彼に傾いてしまい、「愛されてない」と嘆くミニ。「シロガネーゼー・アタック・ミニ」光線は、超悪デビルのアイマスクを真っ二つに。

正体は、やはり健介さん。2人の正体を最初から知っていたそうだが、彼女達は彼の正体にも気付いていなかった様子。おいおい、大丈夫かよ。家族で変身、コスプレ?一家なんて、楽しそうですね。

健介さんも、神様と会ってたんだ、居酒屋「源さん」で。神様によると、昔は「美少女仮面フローレンス」なんてのも居たそうだが、なんと、女子高生時代の由美子さんだ。と言う事は、彼女は足掛け10年位の、スーパーヒロインなんだ。しかも、2タイプの。

結婚生活に恵まれ安住してしまった、彼女の輝きを取り戻させるために、健介さんは神様に10万円(この金額設定は、神様のツケの額!!)を支払って(金、金、金の世の中ですからね!)、彼女は再び戦いの戦場(ちょっと、格好が良すぎる表現!!)へと。今回も、上手く「総集編」的な構成にまとめながら、健介さんの行動を回想(もちろん、新撮)している。母娘の激闘による疲れから生じてしまった家庭崩壊を防ぐために、健介さんは神様に懇願する。だが、1クール(13週)は最低限、スーパーヒロインを辞められないと神様は拒否。本当に、テレビ的な会話の、浦沢さんの脚本には驚きだ。

2人を説得してスーパーヒロインを辞めさせるために、さらに10万円を支払わされ、超悪デビルが誕生したのだ。しかも、会社を辞めてまで・・・。かなり、大変な展開、状況ですね。しかも、家族の怒りの鉾先は、計20万円をせしめた神様へと向けられた。シロガネーゼ・アタツクを神様に浴びせ、一件落着?

そして、物語は「仮面一家の旅立ち」(幻の第14話?)へと。変身したままの3人に、ペットとして扱われている(飼われている?)神様。健介さんは、再就職も決まったようだが、ミニは学校で光線技を使い、パンシャーヌに窘められていた。会社も学校も大変でしょうね、コスプレしたままの人が溶け込んでしまうと。

あっと言う間の全13話でしたね。物語が再開できるままでの最終回だけに、ゴールデンタイムで「特番」にも期待したいですね。10年後くらいに、ミニが成長した姿(もちろん、演じるのは北山向日葵ちゃん)を見てみたい気もします。

現行の「特撮番組」が「戦隊」と「ライダー」だけになってしまうのは、やはり寂しいですね。

マクドナルド

最近は、マクドナルドも24時間営業になったようだ。とは言っても、まずはドライブスルーからだが、便利には違いない。私は割引クーポンが好きなので(お得感がある)度々利用するのだが、細かい文字で、「朝10時30分以降に、お使い下さい」との但し書きがあるものも少なくない。店舗が限られた時間のオープンならまだしも、24時間営業で、このような使用制限があると不便極まりない。特に、早朝にポテトが不可なのは残念だ。

ハッピーセットには子供向けのキャラのカードやオモチャがついているが、以前、焼肉の「牛角」が『特捜戦隊デカレンジャー』を扱っていたように、実写のメジャーキャラを扱えば、大きなお友達もマックに殺到するのではなかろうか。

ちなみに私は、ロッテリアも好きである。

仮面ライダー電王 第21話

複数の時代に存在している桜井侑斗。これは、かなり怖いかも。でも、自分の嫁の若い頃・・・ではなく、好きな芸能人の若かりし頃を、写真ではなく実物で見たい気がするのは、私だけだろうか。

デネブは相変わらずのおせっかいですが、侑斗とは、かつてない「最強のコンビ」かも。

変身回数の決まっているゼロノス。ライダーとしては珍しい設定だが、ハナが失った時間と同じ時間(の長さ)なのだろうか。

ゼロノスのバイク、マシンゼロホーンは、電王のバイクに装飾を施しており、2号ライダーに相応しいデザインだ。そういえば、ゼロライナーの走行する姿を目にする度に、心の中では、「ロングホーントレイン!!」(『キン肉マン』のバッファローマン&モンゴルマンの合体技)と叫んでしまうのである。

ゲッターロボ

先日、久しぶりにプラモデルを組み立てた。

何年か前に復刻された「ゲッター1」だ。初版時とは異なり、歩行用の電動機構が省略されているのだ。当時は、「マジンガーZ」を購入したのだが、歩行ギミックを組み立ててみたものの、動かなかった苦い思い出のあるシリーズでもある。

今回は、2箱入手していた事もあり、敢えて素組みの状態にしてみた。当時の模型らしく、子供向けとも言うべきか、ずん胴のような愛嬌のある体型だ。パテも塗装も施していないのだが、その分レトロ感が漂うものになっているようだ。イーグル号に相当する頭部から上半身は赤色だが、ジャガー号とベアー号に相当する胸と脚部はブルーなので、まるでシャンプーボトルのような外観でもあるのだ。

一時期は、リアルタイプのものが主流となっていたが、昨今ではレトロタイプのものも見直され人気を博しており喜ばしい限りだ。

「ゲッターロボ號」で姿を現した、真ゲッターロボで「ゲッター線」を再度浴びた事により、ゲッターの大ファンになったのだが、石川賢先生が御逝去された事により、「ゲッターロボ アーク」も第1部で終了せざるえなかったのが残念でならない。

『ゲッターロボ 大決戦! 』(PS)にはは、「合体シュミレーター」があり、合体の醍醐味を味わえるのだ。

『ウルトラセブン 超完結編  2002』 21

テレビのニュースで、セブンが夜の大都会で暴れまくっているのを知った猛は、ひとつの決意を胸に秘め、静まりきった中学校を訪れた。彼は、黒板に大きな字で「一所懸命」とチョークを滑らせた。そして、右下には小さな字で「by ウルトラマン80」と記した。

ブライトスティックを右手に掲げ、「エィティーッ」と叫ぶと、セブンが暴れる東京の大都会を目指して飛んでいった。

夜の大都会で対峙する、80とセブン。皮肉にも、この戦いは「80vsウルトラセブン」の第2章の様相を呈してしまった。かつて、暴走族を憎む少年・直人が持っていたセブンの人形が、彼の怨念により実体化し、その暴走を食い止めるために、80が立ち向かっていった事があったのだ。場所も、一度は破壊し尽くされたとはいえ、同所であったのだ。

美少女戦麗舞 パンシャーヌ 第12話

「全日本美少女スーパーヒロイン連合組合」を略して「全パー連」。普通に略すと「全美スー連」だと思うのだけど・・・。「パー」と言う言葉の響きが必要だったんでしょうね。パンシャーヌ達は、この組合に加入してたんだ。組合費を支払ってまで。「保険」まであるとは・・・。だから、「スーパーヒロイン免許証」(これは、自作したいですね)を交付されるんだ。苦情が寄せられると、組合長に呼び出されるんだ。やる気のない、パンシャーヌとミニのダブル変身とダブルでの名乗りは最低(最高!!)だ。組合員の苦情により「パンシャーヌ裁判」が開かれた。

全国には、スーパーヒロインが存在していたとは。しかも、地方毎に。まるで、『キン肉マンⅡ世』や『仮面ライダー響鬼』のような世界観だ。全員が揃えば、「スーパーヒロイン戦隊」なのか。

博多在住~美少女矢魔我沙(やまがさ)メンタイーヌ

名古屋在住~美少女多威虎雨(たいこう)エビフリャーナ

大阪在住~美少女御鼓野美(おこのみ)ナンデヤーネ

岡山在住~美少女姫伊乳(ピーチ)ママカリーヌ

北海道在住~美少女多羅罵(たらば)ススキノーゼ

きっと、腕に自身のある人は、フィギュア製作にチャレンジするのでしょうね。

今回は、パンシャーヌ・ミニの双子の実の姉妹が登場していたけど、良く似てますね、あたりまえか。

「有罪」となってしまったパンシャーヌの前に、凄いのが現れましたね。いたんだ、彼女の世話になっていた宇宙人が。第1話と第2話を見逃していただけに、「後悔先に立たず」だ。「大マゼラン星雲大学」(なんで通称がUCLAなの?)法学部を主席で卒業し、弁護士になったそうだ。しかも、わずか3ヶ月で。「相対性理論(アインシュタイン)」を持ち出し、時間の進み方が異なる事まで述べるとは。この宇宙人の助言により、結局は、「お約束通り」に?無罪になっちゃったけどね。

だけど、超悪デビルは夢の中の存在ではなく、現実の世界だったとは。

今回は、単なる「総集編」に留まらず、次週が最終回とは思えぬクオリティの高さだ。是非、オリジナルビデオ(DVD)の新作にも期待したいですね。

『ウルトラセブン 超完結編  2002』 20

一度は、ユリアンと共に地球を離れた80=矢的猛だったが、彼の地球への思いもセブンに負けぬものであった。

地球の未来を担う若者を、正しい道に導くために、再度、中学の教師を務めていた。大都会を離れ、地方のとある中学で教鞭を取っていたのだ。それは、彼が地球を去ってから10年後の事であった。地球人の自立、ウルトラマンに頼らずとも、自分達で地球の平和を築き守っていくとの思想を、彼なりに感じ取った80は、2度と変身しない事を条件に、地球での滞在を許されていたのだ。

『ウルトラセブン 超完結編  2002』 19

そんな、フルハシ参謀の胸中などつゆ知らず、「ウルトラ警備隊」はセブンを攻撃していた。かつての、地球人にとっての大恩人ではあっても、目の前で大都会を破壊しまくる宇宙人を放っておく事など出来るはずがなかった。しかし、セブンの手にかかれば、ウルトラホーク1号の攻撃は、焼け石に水のようなもので、あえなく撃沈してしまうのだ。ひとつの街が壊滅、焼き尽くされ、セブンが飛び立とうとしたした瞬間、闇夜からひとつの光が現れた。それは、やがて銀色の巨人に姿を変えた。彼の名はウルトラマン80。

必殺仕事人 2007 放映

15年振りのテレビでの「復活」が報じられてから約4ヶ月を経過し、やっと放映日が公式発表された。故・円谷英二、特技監督の生誕の日でもある7月7日で、七夕の夜が楽しみだ。再放送でファンになり、リアルタイムでの視聴は皆無に思えていただけに、期待感は尚更だ。

過去のシリーズに於いては、現在では不適切(放送禁止用語や映像表現)とされるものも多々あるだけに、本作での演出にも御苦労が多かったのではなかろうかと容易に推測されるが、何よりも現代に蘇った事に感謝したい。直接には描写・表現できない事による、リアリティもあるからだ。

内容等は、雑誌や公式HPにて公開されているが、「隠し玉」にも期待がかかるところだ。再登場は難しいだろうが、過去の仕事人の生存に関するセリフ等も含めてだ。本作は、後のソフト化を前提に製作されているであろうから、特典としては、メーキングが基本といったところだろうか。

緯度0大作戦

昭和44年に公開された本作には、怪獣は登場しない。しかし、怪物と呼ぶに相応しい、巨大ネズミ、人間コウモリ、グリフォン(ライオンの体にハゲタカの羽がついている=設定ではコンドル)が登場する。しかし、巨大なネズミ、人間体にへんなコウモリ顔をし羽がある毛深い怪人、羽のある巨大ライオンだ。ゴジラを見慣れていた者にとっては、造詣の完成度の低さとも相まって、実在生物の巨大化(海外作品には多い)は、「怪獣映画」の興味の対象からは除外されていた。

しかし、年齢を重ねてしまうと、「東宝特撮映画」の全てを鑑賞したくなるのはファンの性(さが)で、DVDソフトを運良くゲットし、「確認作業」へと。

興味が無かったせいか、ほとんど予備知識もなく、結果的には純粋に楽しめた。が、ほとんどが限られた空間での展開なので、本多猪四郎監督の演出も生かしきれず、もったいないように感じられた。先に述べた怪物達は、海外向け(本作は米国との合作)の造詣なのだろうか、緩い造りが妙に気になる。α号と黒鮫号の造詣は素晴らしいのだが、伊福部昭先生の専用の出陣マーチが無いのが、高揚感を抑えているのかもしれない。黒鮫号の末路は、東宝的ではあるのだが・・・。

全体的に、ある程度のテンションを維持しているのだが、良い意味での「笑い」の部分、メリハリが無いのが、娯楽性を低くしているのかもしれない。誤解を恐れずに述べれば、一本調子なのである。円谷英二特技監督の演出の素晴らしさは、脂が乗り切っているのは言うまでもない事なのだが。

ラストは意外なオチというか、当時の海外テレビシリーズに多々見受けられた展開でもあり、再度、本作を冒頭から鑑賞したくなるのである。

『ウルトラセブン 超完結編  2002』 18

機を伺っていたザラブ星人は、セブンが地球を追放された今こそチャンスと捉え、三度、地球を訪れたのだ。変身能力を有するザラブ星人は、当然の如くウルトラセブンの姿を模したのである。

夜の大都会で大暴れするウルトラセブンを見つめる男がいた。そう、フルハシ参謀である。しかし、彼はセブンの姿を見ても何か得体の知れない不安感を拭い切れなかった。長年、信頼し合ってきた友の匂いを感じられなかったのか、それとも直感であろうか。彼は、モニターに映るセブンが、モロボシ・ダンではない事を確信していた。

また、ここタイ国では、月の光に照らされた何者かが、祈りを捧げるように、華麗に舞っていた。

『ウルトラセブン 超完結編  2002』 17

セブンが訪れた、彼のプライベートルームで目にしたもの。それは、カプセル台に収容され、光のシャワーを浴びながら、無言で横たわった姿の上司であった。左の肩から、後頭部にかけて負傷しているように見受けられた。近付こうとするセブンであったが、彼を待ち伏せしていた者がいた。

そして、地球上ではセブンが大暴れを始めた。地球上では今までに、数多くの侵略目的の宇宙人と、ウルトラの戦士が激突していた。ウルトラの戦士に破れ、密かに復讐を企てる者も、当然、少なくはなかった。その中の1人、ザラブ星人が地球にやって来たのだった。かつて、初代ウルトラマンに破れ、あげくの果ては、メフィラス星人の配下に成り下がってしまったのは周知の事実。しかし、メフィラス星人が、非暴力による地球侵略に失敗した直後に三行半を突きつけたような形で、その支配から脱したのだ。

仮面ライダー電王 第20話

遂に登場したゼロノス、2号ライダーだ。懐かしい言葉の響きでもある。

変身のプロセスが秀逸。頭頂の2本のサイドライン(レール状)に沿って、牛形の眼部が後ろから前へと移動し、頭部を形作る。牛の鳴き声もかぶっていたな。アルタイルフォームのみならず、ベガフォームへの変身もデネブが背後に控えてのアクションで、視覚効果を著しく高めているようでポイントが高い。まさか、頭部がドリルの開口タイプとは驚きだ。ゼロノスは格好いいですね。

「こんな所で1枚使わされるなんて、ホント迷惑。」と桜井は口にしてから変身したが、彼のカードは枚数が限られているようだ。

胸の顔は飾りだと告白するデネブだが、彼は戦いにおいても「武士道」を重んじているようだ。カードをベルトのバックルから引き抜いて、ゼロガッシャーのグリップにチャージしていたが、プレイバリューも連動性があり、玩具人気も高まりそうだ。また、スケールの不自然さを無くすために、ゼロガッシャーも腰での携行時から、武器として使用する際には大きくなるように、非常に丁寧な演出もなされている。期待は高まる一方だ。

獣拳戦隊 ゲキレンジャー 修行その17

凄いぞ、ジャン!あんたは本当に偉い。理屈抜きに、眼前の危機(課題?)を乗り越え、ただ1人だけ、第4の拳聖シャッキー・チェンの、シャーク拳の修行に合格。「シャッキーン」と叫んでいるが、「借金」とも聞こえるぞ。声優は石丸博也さんだが、世代的には、ジャッキー・チェンよりは兜甲児(『マジンガーZ』)やウルトラマンタロウ(『ウルトラマン物語』)の方が印象が強いかも。

ジャンとチェンの御二人さん、意気投合しちゃいましたね。ジャンはペラペラの剣(ゲキセイバー)を手にして、ヒクソン・グレイシーばりのアクションで使いこなす。ランとレツは、やってるよ、腕立て10万回に挑戦中。「3人寄れば文殊の知恵」と言うが、「心技体」、「心(レツ)」、「技(ラン)」、「体(ジャン)」が、それぞれに優れているようですね。マスター・シャッキーはノリが良く、涙もろいようだ。バエには騙され、ドカリヤを体内に注入され操られたが、バエとマスターは知り合いのようだ。

師匠の仇を討つべくゲキトージャで、巨大化したドカリヤを迎え撃つ。しかし、ゲキシャークまでもゲキトージャに攻撃を仕掛けてくるとは・・・。

美少女戦麗舞 パンシャーヌ 第11話

表向きは専業主婦だけという立場から、家庭の事が疎かになり、旦那と激突。由美子さん、大変ですね。でも、掃除、洗濯、料理も結構な重労働ですよね。

家庭の電話で、怪人・超悪デビル(今回は、健介さんも変身か?)に呼び出され、パンシャーヌとミニが出動。早速、必殺技を仕掛けるパンシャーヌだが、効かない。やはり、プロレスやウルトラマンと同様に、相手の体力を消耗させてからでないと効果が無いという事か。怪人とパンシャーヌは何故か良い雰囲気だ。ミニはうんざりした様子だが、2人は、まさに仮面舞踏会の様相を呈してきた。「戦えよ!」視聴者の声を代弁するが如く、ミニが促す。我を取り戻す?お2人さん。完全決着のつかぬまま姿を消す、超悪デビル。

夢か幻か、由美子さんはお疲れのようで・・・。

『ウルトラセブン 超完結編 2002』 16

ある日、彼は地球に向けて飛び立った。出来る事なら、セブンに会ってみたいとも思っていた。しかし、偶然にも彼は、その航路においてノンマルトの末裔が、「歴史の証言者」としてフルハシ参謀と接触した一部始終を目の当たりにしていたのだ。事の重大さを察知した上司は、すぐさまM78星雲に引き返す事にした。

すんなりとM78星雲へ到着していれば、セブンの誤解が生じる以前に、ウルトラの父のもとに真実が伝わっていたはずだ。ところが外見上は、セプンとそっくりの姿をしているセブン上司を襲撃した者がいた。ガッツ星人だ。彼らはサルファスを操りながらも、第2次計画にも失敗していた。宇宙空間を飛行中のセブン上司の後姿を、セブンと勘違いしていたのだ。謎の飛行船で背後からビームを浴びせ、一矢報いたと勘違いした彼らは意気揚々と宇宙空間の闇に消えてしまったのだ。セブン上司は、誰に襲撃されたのかも解らぬまま「SOS」のウルトラサインを発し、銀十字軍に収容されたのであった。

『ウルトラセブン 超完結編 2002 』 15

「ウルトラ警備隊」への復帰、もしくは、新しく誕生した「TAC」へ入隊していたかもしれないからだ。宇宙パトロール隊「MAC」は、まだ結成されておらず、レオとの出会いも無かったのかもしれない。しかし、この思いは、ゾフィーの胸中だけに収められてしまった。

ここは、「セブン上司」のプライベートルーム。数多の後輩を指導し、その育成に全てを注ぎこんだ彼であったが、今は前線を離れていた。そう、セブンが、3度目の地球への長期滞在を決めた後の事であった。再度、ウルトラ警備隊と接触し、カザモリ隊員に乗り移った頃である。

宇宙の平和を守るために、その任務をまっとうしてきたセブン上司は、なぜセブンがそれほどまでに地球を、地球人を愛してしまったのかを知りたいと思っていた。様々な条件が重なり、タイミングの良さも手伝って「恒点観測」の総指揮官としての任を、後継者にバトンタッチしていた。

多くの後輩を育成してきた彼であったが、中でもセブンの事は、強く印象に残っていた。彼を恒点観測員340号として送り出した時に、既に彼を自分の後継者として考えていたからだ。しかし、侵略者に狙われている地球を守るために、長期滞在を余儀なくされた340号が、自分の計算外であり、自らのライフプランの軌道修正になってしまったからである。

暗闇仕留人 第27話

黒船襲来に揺れる江戸の町。主水チーム初の殉職者が出てしまった。

「仕留」に対する迷いを断ち切れぬまま、最後の「仕留」の決意を固めようとし、出陣する糸井貢。やる相手は、思想に共感し、娘には絵を教えている松平玄蕃頭。だが、狡猾な彼は、糸井に問答を付きつけ、一瞬の迷いを生じさせ、糸井を亡き者にする。

「石屋、やるんだ。」主水のセリフを耳にした時、虫の息の糸井を早く楽にしてやるという事かと思ったが、後に続いたセリフは「なんとか生き返らせるんだ。」であり、主水の心情が滲み出ていた。義兄弟のみならず、「殺し」に手を染めているからこそ、「生命」の重さも、その分だけ熟知しているからだろう。

主水に言われるまま、「殺し」に染めた手で、石屋は心臓マッサージを施す。「すまなかったな。」と一言だけ言い残し、糸井は絶命してしまった。彼らに対して、自らの迷いに対してのワビだろうか。彼の死は、主水チームの潮時(別れ)を暗示してもくれていたようだ。こうして、主水の2度目の「仕事(仕留)」は終わったのだった。

主題歌を歌っている西崎みどりさんが、出演しているが、エンディングのテロップが、松平玄蕃の娘になっており、笑ってしまいました。ちゃんと、名前を付けてあげて欲しかったですね。

おきんは、シャキシャキ元気(ちょっとガラが悪いが、これも愛嬌のうち)な女性だが、いかにも江戸っ子のようで好感度が大ですね。配役の野川由美子さんに良く似た女性(看護師)が知り合いにいるのだが、初めて彼女に会った際に、どこかで見た女性だと思っていのだが、野川さんに似ていたんだ。鮎川いずみさんに似た女性が身近にいると、もっと嬉しいのですが♪

『ウルトラセブン 超完結編 2002』 14

後に、ヒッポリト星人のタール液に凝固させられたAを救出するために、4兄弟で地球の土を踏む事になるのだが、この時のフライングで、身体の回復を遅らせていなければ、バット星人が率いる「バット星連合部隊」との決戦の後、セブンが再び、地球防衛の任を受けるはずであった。もし、この時に、新マンの後を受け、前回の恒点観測とは異なり、地球防衛の目的で地球を再度訪れていたとしたら、彼の運命だけでなく、宇宙の史実も全く異なったものになっていたのかもしれない。

『ウルトラセブン 超完結編 2002』 13

本来なら、ウルトラブレスレットの開発者であり、宇宙警備隊の隊長であるゾフィーが果たすべき役割であった。異星人や、ますます凶暴になる怪獣の猛威に立ち向かうウルトラの戦士達。しかし、素手での闘いに、ある種の限界を感じており、密かに開発していたのであった。

ゾフィーが出発しようとした、その時、セブンは地球を愛する心を押さえつける事が出来ず、ゾフイーの制止を振り切って、彼の手からウルトラブレスレットを奪い取るようにして、新マンのもとへ駆けつけた。

仮面ライダー電王 第19話

なんだか、凄いイマジン「デネブ」が登場しましたね。良太郎より、間が悪いかも。でも、善人みたいですね。桜井侑斗とは良いコンビかも。

ゼクロスではなく、ゼロノス。ちょっと、紛らわしいかも。ライダーではなく、先に乗り物であるゼロライナーのみ本話に登場するなんて、今の時代の流れになりましたね。

中村優一さんは、『響鬼』では桐矢京介を演じていましたが、今回は、最初からライダー自身としてのレギュラーのようですね。

美少女戦麗舞 パンシャーヌ 第10話

「たんたん タヌキのきん・・・」だめだよ、そんな事を言ったら、理沙ちゃん。

花島優子の登場だ。企画からして、新旧美少女ヒロインの競演だ。

怪しいぞ、健介さんの商談?相手の外国人。よく、建物の中に入れたもんですね。普通、止められるぞ。

バブル時の、お立ち台(ヒーローインタビューではない!)ギャルになり(戻り?)「第3次バブル黄金期」、「バブル帝国」を築かんとするのが、現代に置き去られた(ついて行けない)、バブル期に遊びほおけて年をとった、会社に居場所がない愛子(花島優子)さんなのだ。彼女たちに対する教訓を含んでいるのが本話ですね。

「ティラミス」、「ナタデココ」、「ボケベル」は、本当に現代っ子(古い言い方!)には?でしょうね。「アッシー(足田さん)」も「メッシー(飯田さん)」も、不本意な自己犠牲の上に成り立っていた事も明言していたけど、偉いぞパンシャーヌ。

「さあ、あなたの心のバブルを崩壊させなさい。」は、名セリフだと思う。

アルコール飲みながら、愚痴る女が出てくる子供向け番組も貴重かも、しかもタバコまで口にしてる。でも、烏龍茶とココアシガレットでしたね。

途中で如何なる事があっても、「シロガネアタック」と「ピュアウエーブ」で、すべてジ・エンド。こうして、由美子さんの結婚記念日は、無事?に家族で迎える事が出来たのでした。

数年後には春奈ちゃんにも、美少女ヒロイン番組(定期的に制作して欲しいものです。)にゲスト出演してもらいたいですね。

獣拳戦隊 ゲキレンジャー 修行その16

ラゲクを蘇らせたものの、メレが思うようにはいかない。海の拳魔は、なかなかの曲者だ。

マスター・シャーフーがハンサムガイな姿を捨て、猫の姿になってまで封印したのが、彼に思いを寄せるラゲクだったようだ。拳魔3人(臨獣拳/「臨獣殿」) 対 拳聖7人(激獣拳)の図式は、今までの作品とは異なるようだ。かつては、敵方の方が数多であったが、本作は逆。つまり、それだけ敵の個々の力量が大きいという事なのだろう。

ラゲクは、メレの命と引き換えに、メレ自身の強さを引き出しマスター・シャーフーを追い込むが、理央が静止する。メレの覚悟を知り、彼女の命を救ったのだ。

ラゲクの計算通りに、「憎しみやねたみ」により力を増している理央。臨獣拳の「流儀」(解釈)により、引き出される力も多種多様という事のようだ。理央とメレはラゲクに弟子入りしたが、彼らは本当に、そんな誤った心で真の力を得られると信じているのだろうか。

『ウルトラセブン 超完結編 2002』 12

もし、そこにセブンの上司がいなければ、セブンが無事に帰還できたかどうかは定かではなかった。

恒点観測員としての本来の目的を離れ、長期間にわたる地球での滞在は、セブンの体力を想像以上に奪い去っていた。地球侵略を企む異星人たちとの激闘が、主たる原因であることは言うまでもない。

セブンの後任であった新マンがベムスターに破れ、エネルギーを吸収するために太陽に接近した事があった。しかし、新マンの弱りきった肉体は、太陽に吸い込まれる寸前であった。その彼を救い出し、ウルトラブレスレットなる万能の武器を与える大任を果たしたのはセブンであった。この場面は後に、宇宙科学警備隊ZATの作戦本部(東京都千代田区霞ヶ関一丁目一番地一号)において、地球人の目に触れる事になったのだが、セブンの体力は、まだ回復し切っていなかったのだ。

『ウルトラセブン 超完結編 2002』 11

当然、アギラの出身地であるアニマル星に立ち寄る時間は、残されていなかった。

地球上では、フルハシ参謀が夜空を見上げていたが、セブンがそれを知る由もなかった。

セブンが最初に再会したかった人物、それは、地球では認知されていないが、M78星雲で彼の上司にあたる人物だった。セブンが、ゴース星人の操るパンドンとの闘いで、肉体・精神共に大きなダメージを受け、それがピークに達した時に、彼の身を案じ、ホログラフイーを送り、忠告した人物である。愛する地球の平和を守るために、結果的には、上司の忠告を無視する事になってしまった。しかし、最後のエネルギーを振り絞り、ゴース星人の魔の手から地球を守り、わずかに残されたエネルギーをたよりにM78星雲へ帰還するセブンを、地球の大気圏外で待ち受けていたのが上司であったのだ。

『ウルトラセブン 超完結編 2002』 10

バッファロー星は、地域によって寒暖の差が大きく、セブンがセレクトしたミクラスは、たまたま、温暖地域に生息していたものであり、ゆえに、ガンダーとの闘いには苦戦を余儀なくされたのであった。つまり、寒冷地域に生息している同種の生物は、口から冷凍光線を放出するのである。

ここバッファロー星には、短時間の滞在すら出来なかった。すでに、「光の国」の宇宙警備隊から、宇宙保安庁所属のM78星雲人が到着しつつあったからだ。それを感知すると、ミクラスを湖に解き放つや否や、セブンは足早に、この星を立ち去った。それから、間もなくって来たのは、後に地球を訪れる事になる、ウルトラセブン21だったのだ。ミクラスは、一瞬驚きの仕草を見せ、湖の底へと潜ってしまった。

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