『ウルトラセブン 超完結編 2002』 16
ある日、彼は地球に向けて飛び立った。出来る事なら、セブンに会ってみたいとも思っていた。しかし、偶然にも彼は、その航路においてノンマルトの末裔が、「歴史の証言者」としてフルハシ参謀と接触した一部始終を目の当たりにしていたのだ。事の重大さを察知した上司は、すぐさまM78星雲に引き返す事にした。
すんなりとM78星雲へ到着していれば、セブンの誤解が生じる以前に、ウルトラの父のもとに真実が伝わっていたはずだ。ところが外見上は、セプンとそっくりの姿をしているセブン上司を襲撃した者がいた。ガッツ星人だ。彼らはサルファスを操りながらも、第2次計画にも失敗していた。宇宙空間を飛行中のセブン上司の後姿を、セブンと勘違いしていたのだ。謎の飛行船で背後からビームを浴びせ、一矢報いたと勘違いした彼らは意気揚々と宇宙空間の闇に消えてしまったのだ。セブン上司は、誰に襲撃されたのかも解らぬまま「SOS」のウルトラサインを発し、銀十字軍に収容されたのであった。
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