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緯度0大作戦

昭和44年に公開された本作には、怪獣は登場しない。しかし、怪物と呼ぶに相応しい、巨大ネズミ、人間コウモリ、グリフォン(ライオンの体にハゲタカの羽がついている=設定ではコンドル)が登場する。しかし、巨大なネズミ、人間体にへんなコウモリ顔をし羽がある毛深い怪人、羽のある巨大ライオンだ。ゴジラを見慣れていた者にとっては、造詣の完成度の低さとも相まって、実在生物の巨大化(海外作品には多い)は、「怪獣映画」の興味の対象からは除外されていた。

しかし、年齢を重ねてしまうと、「東宝特撮映画」の全てを鑑賞したくなるのはファンの性(さが)で、DVDソフトを運良くゲットし、「確認作業」へと。

興味が無かったせいか、ほとんど予備知識もなく、結果的には純粋に楽しめた。が、ほとんどが限られた空間での展開なので、本多猪四郎監督の演出も生かしきれず、もったいないように感じられた。先に述べた怪物達は、海外向け(本作は米国との合作)の造詣なのだろうか、緩い造りが妙に気になる。α号と黒鮫号の造詣は素晴らしいのだが、伊福部昭先生の専用の出陣マーチが無いのが、高揚感を抑えているのかもしれない。黒鮫号の末路は、東宝的ではあるのだが・・・。

全体的に、ある程度のテンションを維持しているのだが、良い意味での「笑い」の部分、メリハリが無いのが、娯楽性を低くしているのかもしれない。誤解を恐れずに述べれば、一本調子なのである。円谷英二特技監督の演出の素晴らしさは、脂が乗り切っているのは言うまでもない事なのだが。

ラストは意外なオチというか、当時の海外テレビシリーズに多々見受けられた展開でもあり、再度、本作を冒頭から鑑賞したくなるのである。

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