『ウルトラセブン 超完結編 2002』 12
もし、そこにセブンの上司がいなければ、セブンが無事に帰還できたかどうかは定かではなかった。
恒点観測員としての本来の目的を離れ、長期間にわたる地球での滞在は、セブンの体力を想像以上に奪い去っていた。地球侵略を企む異星人たちとの激闘が、主たる原因であることは言うまでもない。
セブンの後任であった新マンがベムスターに破れ、エネルギーを吸収するために太陽に接近した事があった。しかし、新マンの弱りきった肉体は、太陽に吸い込まれる寸前であった。その彼を救い出し、ウルトラブレスレットなる万能の武器を与える大任を果たしたのはセブンであった。この場面は後に、宇宙科学警備隊ZATの作戦本部(東京都千代田区霞ヶ関一丁目一番地一号)において、地球人の目に触れる事になったのだが、セブンの体力は、まだ回復し切っていなかったのだ。
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