『ウルトラセブン 超完結編 2002』 39
およそ65mのその巨体は、ブラックキングのシルエットのようであった。やがて、体表の土が流れ落ち、土埃がおさまった。
ナックル星人のアジト内の、モニターを見つめる新マン。その表情が驚愕した。かつてのブラックキングの全身が、宇宙金属に覆われていたのだ。しかも、頭部から前方に突き出た巨大な角は、ドリル状であった。ナックル星人から、メカブラックキングと呼ばれたメカ怪獣は暴れ始めた。突然の出来事に、群集の悲鳴が、子供の泣き叫ぶ声が、車のクラクションが怒号のように響き渡る。完全なパニック状態であり、メカブラックキングが歩を進める度に、巨大な足が、その窪みと共に、人々を踏み潰していった。そんな事はお構い無しに、アジトは宇宙船に姿を変え、上空に浮上し始めた。
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