『ウルトラセブン 超完結編 2002』 35
2人は透明のカプセルに収容され、並べられていた。身体の自由は制限されておらず、外部に対してのスピーカーは設置されていたが、現在はOFFになっているようだ。互いの存在に気が付いた2人であったが、言葉を交わす事は出来なかった。だが、2人の脳裏には共通の人物が浮かび上がっていた。モロボシ・ダン、その人だ。
実は、フルハシはキリヤマ元隊長の墓前に向かう直前に、ダンとノンマルトの一件を、携帯電話を使い、アンヌに伝えていたのだ。それ故に、2人の驚きもなおさらであった。
残忍なナックル星人が、人質を生かしたまま捕獲したのは、明らかに前回とは異なっていた。セブンをおびき出すには、死体を見せつけるよりも、生きたままの方が、確率が高いと判断したからだ。しかも、地球にやって来た直後を襲えば、エネルギーの消耗を考え合わせると、抹殺しやすいとの結論からでもある。
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