宇宙戦争
1953年のアメリカ作品。『ゴジラ』の前年に公開された作品だ。「宇宙船(廃刊)」の記事で知ってはいたが、未見だった。500円のDVDを書店で見つけ、早速購入。
字幕だが、画像は綺麗だ。火星人の地球侵略を描いたものだが、火星人の全身の姿は1カットしか登場しない。しかも、その姿を目にするのはヒロインだけだ。ラストに腕だけは皆が目にするのだが・・・。
たしか、円盤の名前はマーシャンズ・ウォー・マシーンだったと記憶しているが、まだ「宇宙船」を読み返してはいない。投稿ページに、フルスクラッチでの作例も掲載されていたと思うが、後の楽しみにしておこう。
やたらと、光線(見た目は火花)の映像と並んで効果音が耳に残る。群集の暴動も丁寧に撮られている。火星人の弱点を探す主人公が、入手した血液サンプルを暴動で失ってしまい、尺が残り5分になっても、対策が講じられない。原爆の猛威にも屈しない火星人だが、何と突然、円盤が落下を始める。地球上の細菌に対しての抵抗力が無かったのが原因だ。衝撃の結末である。時代の成せる技だったのかもしれない。
3基で群れになっての円盤の行動にも回答は無かった。地球は救われたようだが、原爆投下の後の方が大変なのではなかろうか。近年リメイクされたそうだが、それよりも放射能汚染により、新たな怪獣が誕生し、死んだはずの火星人も生き残っており、突然変異の「続編」の方が良かったのではなかろうか。
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