『ウルトラセブン 超完結編 2002』 49
かつて、光太郎が「白鳥家」に居候していた時、父親が船長を勤めるタンカー「日々丸」が、海獣サメクジラに襲われた。当時、少年だった健一は、もう少しタロウが早く駆けつけていれば、父を亡くさずにすんだと、光太郎に噛み付いたのだ。健一の胸中に発芽した、ZATやタロウに対する不信感を拭い去るために、光太郎は自分がタロウである事を告げ、ウルトラバッジを封印し、ウルトラの母に返却したのだ。
こんな、地球の一大事にタロウが姿を現さなかったのは、自分に原因があるのではと、健一は自分を責め続けた。光太郎を思わぬ日は、これまで1日とて無かった。やがて健一は、父と同じ船乗りの道を選んだ。海を渡り歩いていれば、光太郎さんに会えるかもしれない、との思いがあったのも事実だった。
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