『ウルトラセブン 超完結編 2002』 46
アイスラッガーを弾き返され、攻撃に廻ったものの苦戦が続いている。ストップ光線、チェーンビーム、ハンディショットも効果が無く、背後からはナックル星人のパンチが襲い掛かる。エネルギーの消耗が激しいレオは、ゲンの姿になってしまった。地球人の姿を持った事がないアストラは、何処へか姿を隠してしまったようだ。
瓦礫の山の片隅で、苦戦するセブンを見上げる男がいた。「俺なら、俺に力があれば、セブンの力になれる。いや、地球の人々を救う事が出来るかもしれない。しかし・・・。」
首に白いスカーフを巻きつけた、その男は、そっと左の腕に右手を重ねた。かつて、その男の左腕には、バッジが装着されていた。しかし、そのバッジは、今は存在しない。彼の眼前では、今にもセブンが崩れ落ちようとしていた。もはや、風前の灯火といった様子である。
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