円谷プロが子会社に
私の大好きな円谷プロダクション」が、「TYO」(映像制作会社)の子会社になる事が発表された。故・円谷英二特技監督が、「円谷特技プロダクション」として創設し、独立系のプロダクションとして、数々の「夢」のある作品を世に送り出してきたのが「円谷プロ」だ。
筆頭は、やはり『ウルトラマン』だろう。『メビウス』に至るまで、制作費用とスタッフの情熱は、採算を度外視しており、だからこそ良質の作品が生まれたわけだが、組織として成り立っていかなければ、苦渋の選択でもあろう。これはまでも、山あり谷ありだったが、以前からのネックでもあった。ファミリー経営に終止符を打ち、組織の継続を優先したのは、社会的な責任を果たす事でもあろう。
以前のファンクラブはアナログ的で、会誌への投稿のお礼として、年会費をはるかに上回る数々のグッズを提供したりもしていた。公式な玩具(ソフビ、食玩、キーホルダー等)や、撮影台本などである。近年、リニューアルされたのだが、こちらは管理されたデジタル的なもので、綺麗な会報ではあるが、計算しつくされており、公式のウエブサイトと同様に、隙間というか、入り込む余地がないように思われる。ちゃんと予算内で収まっているという事でもある。
TBSをキー局とする、毎日放送や中部日本放送と共に制作されてきた平成シリーズだったが、「TYO」が親会社になる事により、これらの放送局や「バンダイ」との関係性にも微妙に変化が生じるのであろうか。つまり、内容そのものに・・・。累積されていた赤字の解消と共に、今まで以上の良質な作品に期待したいですね。
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