『ウルトラセブン 超完結編 2002』 48
初めて、その姿を見たゲンは「あれが、あれが、ウルトラマンタロウ。僕の前に、セブンの前に地球を守っていたウルトラの兄弟。」と、独り言のように呟いた。
太平洋を航行中の、若き船長が叫んだ。
「光太郎さん!!」
全世界にネット配信されている映像を見つめながら、船長は思わず立ち上がった。彼の左胸には「K・SHIRATORI」とのネームプレートが。
かつて、M78星雲の「ウルトラの星」が、地球に衝突し兼ねない大事件があった。暗黒星人と呼ばれるババルウ星人の謀略により、地球上でウルトラ兄弟(ゾフィー、初代マン、新マン、A)とレオ兄弟(レオ、アストラ)の戦いが繰り広げられたのだ。
しかし、この最大のピンチに、地球に滞在していたはずのウルトラマンタロウが、姿を現さなかったのだ。
白鳥健一は、自分を責めた。
「もしも、もしも僕が、光太郎さんと約束なんかしていなければ・・・。」
« 獣拳戦隊ゲキレンジャー 修行その28 | トップページ | 円谷プロが子会社に »
「ウルトラセブン超完結編2002」カテゴリの記事
- 『ウルトラセブン 超完結編 2002』 公開を振り返って(2009.01.22)
- 『ウルトラセブン 超完結編 2002』 193(2009.01.21)
- 『ウルトラセブン 超完結編 2002』 191(2008.12.28)
- 『ウルトラセブン 超完結編 2002』 190(2008.12.27)
- 『ウルトラセブン 超完結編 2002』 189(2008.12.23)
コメント