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『ウルトラセブン 超完結編 2002 』 52

何年ぶりであろうか、ウルトラの母が夢の中に出てきた。優しく微笑みかけると、「あなた自身が希望の光の集まりなのです。」と言い残し、スーっと消えてしまった。夢ではあるが、一瞬の出来事のようでもあった。

よろめくセブンの元に駆け寄るタロウ。

「久しぶりだな、タロウ。元気そうじゃないか。」

自分が傷つきながらも、兄さんは語りかけてくれる。曲がりなりにも、タロウが一定の期間、地球の平和を守る事ができたのも、5人の兄の存在が大きかった。その中でも、まだウルトラの戦士としては未熟であった彼を、特に可愛がってくれたのがセブンであった。

思えば、タロウが滞在中の地球に、最初にやって来た兄弟がセブンである。共に、キングトータスの親子をM78星雲に運んでくれた事のだ。ウルトラの母と別れ、長期に渡るであろう地球での滞在に、不安を抱きつつあったタロウが、良い意味での孤独感を払拭できたのも、それからであった。

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