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惑星大戦争

1977年に製作された、昭和の東宝特撮映画『惑星大戦争』。DVDを店頭で見つけゲット。勿論、初見だ。

時代設定は、1988年の「秋」。細かい季節の設定だ。金星を拠点に攻めてきた「大魔艦」を迎え打ち、「轟天」が出撃。地球の危機を救うのだが、群衆が逃げ惑うシーンが無い為、危機感が薄いのは残念。

宮内洋、沖雅也、森田健作、3人の揃い踏みは「必殺シリーズ」の仕事師たちで、今見るとゾクゾクするものがある。オープニングのテロップで「森田健作(松竹)」とあるのだが、「五社協定」の時代だったのだろうか。

浅野ゆう子は敵に捕らわれた際に、大人の事情?により、黒い帽子とサングラスをかけ「フォー」と言い出しそうな格好を強いられている。彼女を拉致している怪物は、チューバッカに黄色い2本の角が生えたデザインなのだが、着ぐるみは、イマイチだ。

ラストは「轟天」の先端のドリル部分が分離して、「大魔艦」に突っ込み自爆。「轟天」を開発途中で中止したのは、同時に「爆弾」をも開発してしまった為。その自責の念にかられ、浅野ゆう子の父親役の池部良が「艦長」として、また「開発者」としての行動だった。

円谷英二、本多猪四郎、伊福部昭が携わっていないので、見る側としては少々不安だったのだが、特撮場面は、シネスコの構図を見事に生かし、迫力満点。現在制作された、と言われても納得出来るほどだ。昨今のCGなど必要無いとも思えてしまう。ピアノ線やホリゾントの境い目も、手作りの「暖かみ」を感じる昨今でもある。また、大画面(劇場)で見たいと思える作品だった。

予断だが、『STAR WARS』が国内で公開される際には、邦題として『惑星戦争』というタイトルで、雑誌に先行告知もあったように記憶しているのだが・・。

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