封印作品の闇
『封印作品の謎2』は購入していなかったのだが、今回は文庫化に伴い購入。改題・加筆等もあり、新鮮な情報も追加されていた。
「キャンディ・キャンディ」、「サンダーマスク」、「ジャングル黒べえ」、「オバケのQ太郎」についての封印を探る旅だが、私が注目・購入動機となったのは「サンダーマスク」だ。創通エージェンシーに原因があるようだが、ソフト化は難しそうだ。
だが、読み進んでいくうちに興味を引かれたのは「オバQ」だった。小学校の時に、本放送~何度も夕方に再放送していた「新オバケのQ太郎」も封印されていたのだ(旧作の「オバケのQ太郎」も)。アニメもコミックも・・・。原因は、両藤子氏の親族(女性同士の因縁)が原因だそうだ。「サンダーマスク」も含めて、権利問題だけでなく、人間の怨念めいたものが封印の原因というのは、やはり「人間が生み出した作品」なるが故の「業」なのかもしれない。だが、こういう状態で利益を得るのは、本来の権利所有者ではないだけに、何とかメディア化して欲しいのが、ファンの切なる願いだろう。
なんだか、妙に懐かしくなって、「新オバケのQ太郎」が収録(文庫サイズでコミックを復刻)されている『熱血!!コロコロ伝説①』を、店頭でゲットする事に成功した。やはり、名作は継続的に出版し、新しい世代の読者へと受け継いでもらいたいですね。
「読めない」となると「読みたくなる」し、「視聴できない」となると「視聴したい」のは、人の性かもしれない。が、著者・安藤健二氏の突撃?が無ければ情報公開されない事は悲しい事だ。前著の『封印作品の謎』(文庫版)と共に、興味が褪せない題材である。ある意味で、身体(命)を張った取材には感謝の念を禁じえない。
巻末に、最近復刻された『緯度0大作戦』(DVD)について、「国内ではメディア収録が一切なく」と記されているが、『東宝怪獣・SF大百科⑨(東宝ビデオ)』には、わずか数分だが収録されていた事があった。
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