怪獣大戦争
『三大怪獣地球最大の決戦』の次に制作されたゴジラ映画が『怪獣大戦争』だ。
本作はモスラが登場せず、前作に比べ怪獣が一匹減った分、損をしたような記憶があった。子供の頃は単純に、怪獣が多い方が好きだったからだ。また、前作ではゴジラとラドンとモスラの3匹の共同戦線で、なんとかキングギドラを撃退したのに、今回は2匹で大丈夫なのかと、地球の行く末を心配したりもしたものだ。
だが、ゴジラとラドンのキングギドラとの宇宙空間での戦いはもとより、地球に戻っての激突は迫力に満ちたものだった。何が凄いかといえば、ゴジラの足が民家を押し潰す場面だ。巨大な足を造型して、それを上から落として(踏み付けて)民家を潰す迫力は、昨今のCGとは比べものにならぬ迫力に満ちている。なぜ、特撮がミニチュアを製作して行われているのかという原点を、見せつけられているようでもある。
お馴染みの「怪獣大戦争のマーチ」と共に、強く印象に残る、特撮名場面だと思う。
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