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さよならミラーマン 小説◆鏡面世界の男

著者の石田延之氏による短編小説。『さよなら ミラーマン』の後半に収録されているのだが、「文庫本」で、単独出版してもよさそうな、お得感である。

60ページ以上あり、2段構成なので、かなりの量である。身体が変身(巨大化はするが)しないのであるが、目だし帽で正体を隠す(原作版『仮面ライダーBlack』みたいですね。)、善行者なのである。まず、ラジオドラマのように、「耳」で楽しみたいというのが、直感でした。もちろん、その後は「映像化」ですが。古代鏡を使っていますが、発想はお見事。「元祖・本家ミラーマン」の石田氏の「鏡男」に対する愛情を感じる内容です。

ハッピーエンドではないのですが、第一部「完」との事なので、続編を期待しています。

P.86の対談の件で、「鏡の国からきた男」(石田氏のブログ)に、大洋図書の編集スタッフの方からのコメントが掲載されていますが、私は、良い意味に解釈していました。月並みな表現かもしれませんが「職人魂」というか「愛情の裏返しの表現」のように。改めて読み返しても、「魂」がこもっている方だと思います。

鈴木美湖さんの記事に続き収録されている、「石田延之 全仕事」は圧巻である。デビューしてからの作品が、タイトル、サブタイトル、放映年月日等に至るまで、網羅されているのである。石田氏の几帳面な性格を、如実に現しているようでもある。

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