北京五輪へ日本出場決定!
「アジア野球選手権2007兼北京五輪アジア地区最終予選」
まさに、一球の重みを痛感させられた戦いだった。テレビの前で見ていても、胃が痛くなるような。「試合」、「ゲーム」というより、「勝負」を見る事ができた。一球たりとも見逃せないのだ。12月になっても、「真剣勝負」の「野球」を見られるなんて、凄い時代だ。ゲーム数の増加に比例するかのように、一球に対する集中力が薄れつつある昨今。興行収入も大切だし、観戦の機会を増やす意味でも試合数の増加を否定するつもりは毛頭ないが、事実である。
「韓国」に勝利したものの、最終戦の「台湾」に負けてしまえば、全ての苦労が水の泡になりかねない3連戦の最後。今年、飛躍的に成長(人間的にも)・努力を重ね才能を発揮したダルビッシュが逆転2ランを打たれた時には、ヤバイと感じた。もしかしたら、「敗北」、の2文字が脳裏に。だが、力投する彼を攻める気持ちは、沸かなかった。
だが、その直後、7回の表の攻撃が凄かった。代走・宮本のゲッツー崩しのスライディングや、大村三郎の無死満塁での同点スクイズ(これは、完全に予想外!)、脅威の打者・阿部(今大会の打率が7割6分9厘でMVP、『ドカベン』の山田を越えた!!)、各人の才能を遺憾なく発揮し、一挙6点の大逆転。セットアッパー藤川(後輩)のドリンクを、岩瀬(先輩)が受け取る場面では、心を打たれました。本当に、24人と裏方全員が一枚岩になっていたのを垣間見たようでもありました。押さえは上原(私は巨人ファン!!)でゲームセット。最終的には、10対2の圧勝だったが、それは結果論に過ぎず、厳しい戦いだった。一時的な盛り上がりではなく、「野球」の素晴らしさを知るファンが増えて欲しいものです。星野監督の気性は、個人的には大好きです。ガッツがあって、解り易い。インタビューでは、「鬼の目にも涙」ですが、貰い泣きしながら祝杯をあげたのは言うまでもありません。
ただ、ある程度の予想はしていましたが、「国際大会」の判定の誤り(青木のスライディングでのベースタッチで手の方が早いのにアウトとか、新井のデッドボールがファールとか)は遺憾ともしがたいですね。
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» ドカベン楽@天コラム [DVD-BOX 楽@天マーケット,北京五輪へ日本出場決定!]
ドカベンほど根性に満ち溢れ、ドカベンほど熱く、ドカベンほど努力とはなんなのかを教えてくれる野球まんがはないと思います。ドカベン(このころの劇画)と言われるまんが、アニメは正直わざとらしかったり、いきなりこんな展開なのかとショックをうけたりと、いい意味でも、悪い意味でも楽しめたりします。ドカベンはそうゆう部分も含んでいますが、ドカベンのもっとも良い部分はキャラ、ストーリー、野球への情熱、などももちろんいいのですが、最後に明訓がやぶれるのですが、現実をもちゃんととらえているところ...... [続きを読む]
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