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『ウルトラセブン 超完結編  2002』 124

だが、2体の巨人の間では、外部に漏れない手段で会話が行われていた。「エンペラ」と呼ばれる巨人は、「キング」の事を、快く思っていなかったからだ。

キングは、右の拳を上に突き上げ、左の肘を折り曲げ、左手の肩のあたりで拳を握りしめていた。

エンペラは、合わせ鏡のように、左右対称の格好で、左の拳を高く掲げていた。

エンペラの心中に芽生えたもの、それはキングに対する嫉妬心であった。

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