歴史秘話 ヒストリア 「ウルトラマンと沖縄 ~脚本家・金城哲夫の見果てぬ夢~」
9月15日にNHKで放送された。なぜ、今、金城哲夫氏が取り上げられたのか。唐突な感は否めなかったが、氏の作品がリアルタイムで、今現在も生きづいている私達にとっては大歓迎だ。
「日金友好協会」の設立には、爆笑。奇抜なサークルを立ち上げていたそうです。ちなみに、「金」は金星です♪
彼の沖縄人しての苦悩が、作品の根底にある。表立っていない分、深さは計り知れないだろう。これほどのメッセージ性のある作品は、比類なき特撮ジャンルである。
代表作として紹介されたのは、メフィラス星人(『ウルトラマン』)と、ノンマルト(『ウルトラセブン』)のエピソード。そして、『セブン』の最終回。
尺の関係もあるのだろうが、「盗まれたウルトラアイ」(『セブン』)のラストのカット、ダンの心のセリフも紹介して欲しかったですね。脚本は、市川森一さんですが。
出身や文化が違っても、沖縄人も日本人(ヤマトンチューの方が、伝わりやすいかな)も、何ら変わりはないはずだが、現実は・・・。
金城氏にまつわる書籍や文献を目にしている者にとっては、お馴染みの内容だったかもしれない。だが、子供の頃夢中になって(今は、それ以上)見ていた作品が、氏の苦悩の中から生まれていた事を再認識させられると、最後まで涙腺が緩んでいた。彼が創作していなければ、私自身の人間性、存在感も当然異なっている。
当時は、娯楽等の選択肢も少なく、「仕事の行き詰まり=人生の苦悩」だった時代。真面目で紳士的な彼の苦悩は・・・。
彼の願いは、苦悩を知ってもらうという事(だけ)ではなく、矛盾に満ちた現実を「理想」に近づけ(変え)たい事は、言うまでもないだろう。それが、単なる思想ではなく、実践の難しさである事を物語っている。
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