ワールドプロレスリング 昭和54年2月2日放送
「アントニオ猪木VSトニー・ロコ」
やはり、実力の差が十分に現れた。ロープを利用するのも、返し技にも、まだまだ猪木に分があった。ロコも大技を繰り出し、よく防戦したが、猪木と戦うには、キャリアの差が無くても、まだまだである。猪木の決め技、バックドロップは、素晴らしいものであった。僕は、バックドロップは、とても好きだ。あの角度は、猪木ならではである。だからで、あろうか。
「坂口征二、ストロング小林VSボブ・ループ、クルト・フォン・ヘス」
先週、シングルの北米王座を奪取した坂口が、今度は、タッグで挑戦を受ける側になった。TVの解説者が言った「この試合に負けたのでは、何のためにシングル王座を取ったのか。」という発言に同感だ。グレート・マレンコ、あの悪徳マネージャーがいなければ、互角であると思ったが、1本目は、外人組の反則負け。コーナーポスト上段からのニードロップを、ス-テッキで妨害など、まさに悪党である。
2本目は、坂口の体が気になったが、たいした事無かったようで、よりパワーが増しているようだった。小林のベアハッグ、坂口のジャンピングニーアタック。これが、北米タッグ王者組の力だ!というところを、十二分に見せつけた。小林は、今シリーズ好調だが、それ以上に坂口も好調であった。場外で、マレンコが立てた机に、ループを相討ちにさせた判断からも分かる。結局、小林がループを抑えているうちに、坂口が、ヘスを押さえ込んだ。出来る事なら、ループからフォールを奪ってもらいたかった。それから、反則絡みではなく、ピンフォールでのストレートを望んでいた。しかし、マレンコが居ては・・・。マレンコのせいで、今シリーズの好勝負も、ほとんどが潰れ、その上、観客にまでも危害を加えた。まあ、9度目の防衛を果たしたのだから、立派だ。
次期シリーズは、シン、上田の殴り込みで、少し心配ではあるが、今日のガッツを、あの2人にも見せつけてもらいたい。それから、グラン浜田の帰国が楽しみである。メキシコのレスリング、そしてトペを早く見たいものである。藤波とのタッグは、もちろんの事・・・。
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