ワールドプロレスリング 昭和54年3月23日放送
ビッグファイト シリーズ
「グラン浜田VSペーロ・アグアイヨ」
この試合は、予定として組まれていなかっただけに、嬉しかった。結果は、浜田がエビ固めで取られてしまったが、少しカウントが早すぎたように思う。ファンも、ブーイングを飛ばしていたようだし。しかし、レフリーは絶対なのだから仕方がない。この怒りを、本番のタイトルマッチにぶつけてもらいたい。
「ストロング小林VSヒロ・マツダ」
特別試合だが、当初は誰も予想していなかった対決だけに見ものだった。内容は、上手く小林がパワー殺法で押しまくっていたが、一瞬の隙をついた攻撃で、ピンフォールを奪われてしまった。
話は逸れるが、狼軍団の総帥であるヒロ・マツダが、北米タッグに挑戦する事になったのが心配だ。上田は北米シングル一本に絞れるからだ。坂口、小林組の頑張りに期待したい。
「アントニオ猪木、坂口征二、藤波辰巳VSタイガー・ジェット・シン、上田馬之助、マサ斎藤」
試合中に、怪我だけはして欲しくなかった。一本目は、シンに対して猪木が、逆さ押さえ込みを決めたが、二本目は、コブラクローで猪木がフォールされてしまった。やはり、シンは上手い、一流である。この後、猪木が退場してしまったが、僕は、猪木が戻ってくると思っていた。
三本目は、うまく日本組が攻めていたが、やはり「2対3」では敵わない。シンが、藤波にアルゼンチンバックブリーカーを決めたので、勝負あったかに見えたが、WWWF・Jヘビー級のチャンピオン、猪木の後継ぎだけあって耐え抜いた。この根性が、猪木の決勝フォールを呼んだのだと思う。
猪木は、出血を振り切りシンに殴り掛かり、上田にブレーンバスター、そして、回転エビ固め。僕も、これには興奮してはしゃいだ。
最後に、猪木はNWF戦で、シンの腕を折ってやると言ったが、僕も、まったく同じ気持ちである。おそらく、このシンVS猪木戦が、2人の最後の血闘になるだろう。猪木が負けてしまったら別だが、猪木の勝利を願うだけだ。
「この試合は、通常の6人タッグマッチだが、名勝負でした。流血で、一時戦線離脱した猪木が、頭部を包帯でグルグル巻きにしてリングに戻ってきた時は、大歓声が。3本とも、猪木がフォールに絡んでいます。こういう試合も、DVD化(もう、されているのかな?)して欲しいですね。」
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