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ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX VOL.41 「怪獣大戦争 キングギドラ対ゴジラ」

ゴジラ

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当時の社会に警鐘を鳴らす本作。

コンピューター任せによる効率化。人間より優れたコンピューターの出現により、逆に管理される側に回りかねない人類を憂いています。

当時は、そのほとんどが「侵略」を目的に飛来する宇宙人。「原水爆実験」のみならず、「戦争」がテーマにあるのが東宝特撮シリーズの根幹を成しています。もちろん、「不戦」を目的としていますが。

なので「破壊」、「略奪」、「殺傷」が、怪獣というファンタジーに包まれて表現されており、幼い頃に、これらの怪獣映画を見た私達の世代は、なんとなくからのスタートですが、「戦争」に対しての否定、反対は、未見の方々よりも強いと思います(もちろん、他のジャンルの作品にもあると思います)。

X星は今頃、どうなっているのかな。

『怪獣大戦争 キングギドラ対ゴジラ』は、『怪獣大戦争』の短縮版ですが、怪獣の尺の比率が増える(カットされるのは、人間ドラマのシーンが多いからです)ので、「東宝チャンピオンまつり」も魅力的なプログラムでした。

連続失礼します。
「怪獣大戦争」では地球が初めて宇宙人からの侵略を受けるのですよね。あの有名なゴジラの「シェー」はさておいて(笑)、本編に登場するX星人という科学万能主義の宇宙人。何でも機械任せというのが後に「対ガイガン」に出てくるM宇宙ハンター星雲人達に共通しますが、行動及び人生の選択までが機械任せというのが恐ろしいです。
機械の計算ずくで作り出された悪徳も争いも無い秩序正しい世界。果たしてこれが本当の平和な世界なのでしょうか?自己主張もできず機械の命令に従うだけの、ただ生きているだけの人生。これでは文字通り「機械の部品」。
ここまでの世界に到達するまでには、かなりの血が流されたはず。結局のところ根っこの方は何も変わっていない、うわべだけの秩序です。
それに機械にはたまに「誤算」というものが生じますから、その指示に従って動いていたら破滅に向かって一直線か、他者に多大な被害を及ぼす事になるか・・・・・・。

本作の侵略行為が良い例です。もし良識のある宇宙人であれば「侵略」よりも「共存」の道を選ぶでしょう。地球には「負」の歴史もありますが「正」の歴史もあるのですから、計算ずくでそれらを踏み潰す事は許されません。受け入れるはずです。
結局、X星人達の自己主張の否定、全てに公平な機械の決定に逃避するようになってしまったのは、同族同士であっても自分と異なる意見や思想を受け入れる心を持てなかった事にあるのではないでしょうか?統制官その他がどのような未来へ向かって脱出したかは分かりませんが、こんな考え方を改めない限り明るい未来は無いでしょう。
機械任せで破滅してしまったX星人の姿を見て、我々地球人もそうならないよう努めたいですね。

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