日本のマット界で活躍したビル・ロビンソン氏が、3月4日、75才で亡くなられた。
この知らせを耳にした時、じんわりと涙が。
新日本のリングで、アントニオ猪木との、60分フルタイムの死闘は、「燃える闘魂」のLPレコードで実況を何度も聞き、興奮していた。
リアルタイムでは、視聴していなかったのだ。
まだ、プロレスを見ていない時代でした。
そして、この「NWF世界ヘビー級選手権試合」がビデオ化されると、レンタルし何度も繰り返して視聴した。
得に、ラスト3分の攻防は、まさに手に汗握る展開。
タイムアップ寸前で、猪木が卍固めでギブアップを奪い、1-1にも関わらず、勝ったかのような大歓声。
また、全日本マットでのアブドーラ・ザ・ブッチャーとのPWFヘビー級選手権試合も印象深い。
ワンハンド・バックブリーカーを仕掛けるも、結果的に膝を痛めての、王座転落。
また、特別試合だったと思いますが、天龍源一郎選手が不用意に足を上体に向けたところ、両腕を持ったまま、両足をフックしてのエビ固めには、一瞬あっけにとられましたが、安易な動き、油断は大敵だという事を教わりました。
新日本のマットへは、ワンシリーズのみの参戦でした。
提示されていたギャラを、試合後に値切られたのが原因と言われています。
こういう形で、猪木選手との名勝負が一度きりになってしまったが、伝説の名勝負の一端を担っていたのは、皮肉かもしれません。
でも、猪木デビュー30周年のセレモニーには駆けつけてくれました。
御冥福を、お祈りします。
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