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『ウルトラセブン 超完結編  2002』 公開を振り返って

『ウルトラセブン』を取り巻く状況は、年々変わりつつある。

2002年以降、更なるOV作品、『ウルトラマンメビウス』への客演、『ULTRASEVEN X』、『大決戦!超ウルトラ8兄弟』、『ウルトラギャラクシー 大怪獣バトルNEO』への登場だ。不定期とはいえ、絶えず「セブン」の勇士を目にする事ができる。

執筆当初は、『セブン』の影像作品は諦めていた。だから、自分自身の手で「完結」させたかった。その後、『メビウス』で、「ウルトラシリーズ」が総括され、溜飲を下げたものだった。単なる客演ではなく、当時のクオリティーを維持していたからである。

執筆時は、「最低限、これだけは盛り込みたい」との思いを念頭に置いており、行間には心理描写も含め、まだまだ書き記したい箇所がほとんどである。

今度、機会があれば、「補完版」ともいうべき「修正改訂版」を記してみたいとも思う。今は、その気力を奮い起こさなくと、「ウルトラ」の新作影像に接していられるからです♪

『ウルトラセブン 超完結編  2002』 193

次郎の死は、自然の摂理である。

かつて地球で、ゾフィーが初代ウルトラマンを救った時のように、誰も「命を2つ」持って来なかった。

昇天した「光」は、M78星雲を目指しているようでもあった。

だが、その「光」が、何処へと向かったのかは、誰にも解らない。 完

『ウルトラセブン 超完結編  2002』 191

数年後、次郎の肉体は寿命の時を迎えていた。年老いていく肉体は、セブンの能力を持ってしても、どうする事も出来なかった。

次郎の枕元に親族が寄り添う。次郎は、間もなく、息を引き取った。ミラクルマンの最後だった。次郎としての寿命を全うしたダン。涙を流しながら、有未が次郎の耳元で呟く。他の誰にも聞き取れないような声で。

有未「ありがとう、モロボシのお兄ちゃん。」

それは、次郎と同化したダンの耳元には、確実に届いていた。

『ウルトラセブン 超完結編  2002』 190

フルハシは驚いた。次郎の姿を見ると、何の躊躇いもなく「ダン!!」と、叫んでいたのだ。

次郎の息子夫婦に怪訝な顔を向けられ、自分の勘違いに気が付いたようだが、納得がいかなかった。だが、敢えてフルハシは、それを問おうとはしなかった。

フルハシ「ダンの居場所が見つかったのなら、そっとしておくべきだよな。Ωファイルの一件以来、セブンも地球に姿を現していねーしな。ヤツにも、事情があるんだろうな。まあ、この地球で一緒に暮らしてんだから、その気になりゃ、いつでも会えるって事さ。」

フルハシは、自分自身を納得させると、その場を立ち去った。

『ウルトラセブン 超完結編  2002』 189

有未の前に、元気な姿を取り戻した次郎が立っていた。

有未「おじいちゃん、ごめんね。だいじょうぶ?いたくなかった?」

次郎「大丈夫だよ。さあ、お家に帰ろうか。」

有未「モロボシのおにいちゃんは?」

次郎「ああ、ふるさとに帰ると言っていたよ。さあ、帰ろう。」

ダンは、次郎として薩摩家の家族として平和に暮らしていた。

偶然、フルハシはこの村を訪れていた。休暇中に、この村の温泉目当てにやって来たのだった。

『ウルトラセブン 超完結編  2002』 188

ダン「魔法を使って、君の大好きな おじいちゃんを助けるからね。目を閉じて10、数えてごらん。」

ダンは、2度とセブンに変身するつもりはなかった。ならば、いっその事、アクシデントとはいえ、次郎と一心同体になり、ダンの姿を封印して、地球人そのものとして生きようと決心した。それが、幼い少女を悲しませない事につながるのなら・・・。とダンは、次郎と同化した。

有未は、「・・・7つ、8つ、・・・。」

小さな指の隙間から、恐る恐る覗いているようでもあった。

『ウルトラセブン 超完結編  2002』 187

ある日、彼は孫娘の有未を連れて、川に出かけた。その時、雨が降り出し、川の水位が増した。足を滑らせた有未を助けるため、流されながら、大量の水を飲んでしまった。

その危機を察知したダンが駆けつけたが、すでに次郎は息を引き取ろうとしていた。なきじゃくる有未。幼心に、自分の責任だと感じ取っていたのだろうか。夫婦で出稼ぎに行く薩摩家にとって、有未には両親と過ごすより、祖父の次郎と暮らす時間の方が、長かったのかもしれない。

ダンは、有未を優しく諭す。

『ウルトラセブン 超完結編  2002』 186

ダンは、朝池炭鉱を訪れていた。小さな村である、ここを訪ねれば、あの薩摩次郎に再会出来るかもしれないと思ったからだ。

セブンが、初めて出遭った地球人。自らの命を投げ打って、仲間を救った彼は、モロボシ・ダンのモデルになった人物だ。

案の定、薩摩の実家はすぐに見つかった。村の人々は、若き日の次郎そっくりのダンを見て歓迎してくれた。だが、次郎は年を取っていた。当然である。セブンと遭遇してから、地球人である次郎は30年以上が経っているのだから・・・。

『ウルトラセブン 超完結編  2002』 185

今度は、超獣アリブンタが出現。ギロン人の、密かな侵略が継続していたのだろうか。

姿を現し、突進したのはパゴス。しかし、大苦戦。そこに、助太刀にやって来たのはセブンガーだ。1分間でアリブンタにダメージを与えると、姿を消してしまった。パゴスが留めを刺すと、ダンは怪獣カプセルに収納してしまった。

ダン「あとひとつで、カプセルも満室だな。」

ケースには収納スペースが5つあるが、カプセル自体は4つしかない。

かすかに笑みを浮かべるダン。こんな形で地球を護るとは、思ってもいなかったようだ、

そう、あれ以来ダンは、セブンに一度も変身してはいない。ダンは、いったいどこで、何をしているのろうか・・・。

『ウルトラセブン 超完結編  2002』 184

何の前触れもなく、突如飛来する宇宙怪獣ガモス。それに呼応するかのように出現したレッドキング。まるで、この大地を護るかのように、ガモスに突進する。ゴモラまでもが姿を現し、本能なのか、ガモスに突進する。

ガモスといえど、最強と恐れられる2体の地球怪獣に、同時に掛かってこられては、成す術も無かった。生き残った2体が激突する寸前に、ダンが怪獣カプセルに収納した。

ダン「そうか、自分達の住処である地球は、自分達で護る・・・、という事か。」

納得したかのように、ダンは姿を消す。

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