桜 金造 さん
桜金造さんの存在を意識したのは、『ウルトラマンダイナ』にミジー星人として出演した第13話「怪獣工場」だった。
独特の「あつかましさ」というか、何か得体の知れない「存在感」を感じたのだが、妙に爽やかで、彼の人柄を反映してか、作品自体も楽しいものだった。好評だったようで、第30話「侵略の脚本(シナリオ)」に於いては、当初予定していた別の宇宙人を差し置いて(変更してまでも)、再登場を果たしている。
勿論、脚本家の川上英幸氏の情のこもったシナリオ、監督・特技監督の北浦嗣巳氏のコミカルな演出もさることながら、桜金造の登場は衝撃だったのだ。何かの番組で、「だらしない夫、父親」という事で、別居(離婚?)している様子が放送されていたが、悪い部分、だらしない部分があるのかもしれないが、それ以上に人柄の良さというか、「好感度」の方が勝っていたように記憶している。
更に、3度目の正直とでも言うのだろうか、放映終了後に制作された『ウルトラマンダイナ 帰ってきたハネジロー』にも3度、登場を果たしているのである。NHKの時代劇バラエテイにも出演されていたが、『人造人間キカイダー』に服部半平役で出演していた うえだ峻さんのように、平成の特撮界で御活躍を願いたい御一人でもある。今後の動向に注目!!
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